
こんにちは。もぐ美です!
今日はわたしが過食症になったときの話をしたいと思います。
(暗い話なのでなるべく明るく書いていきますね)
過食症というのはいわゆる摂食障害のひとつ。
簡単に説明すると食べて吐いてを繰り返すような行為のことをいいます。
食べても食べても満たされない過食症になるまで
わたしが過食症になったのは22歳のとき。
当時の私の環境はこんな感じ
・東京で一人ぐらし
・大学中退からの、親に仕送りを打ち切られる
・焦ってバイトを5個ほど掛け持ちするダイエットする
かけだしの芸人みたいな状況ですね(笑)
当時は本当に必死でした。
心の余裕もない。相談するような相手もいない。
お金がない焦りからかバイトを5個掛け持ちして、
3日間寝ないで働くなんてことをしていました。
そのときの自分に言いたい「寝ないと死ぬよ」と。
寝ないで働いていたので正常な思考がどこかに行ってたんでしょうね。
ずっと元気でハイテンションだったので
「大丈夫、私は体力もあって元気だから!」と思い込んでました。
しかし、異様なハイテンションは過労死の一歩手前らしいですね…!怖い!
若いから大丈夫でしたが今だったら確実に死んでると思います。
といっても、その代償が過食症でした。
過食症~わたしの場合~
とにかく食べている時が安心しました。食べるという行為だけが心の拠り所。
コンビニでパンを何個も買ってきてお腹がパンパンになるまで食べる、
ラーメンを一気に2杯食べてお腹をパンパンにする。
とにかくお腹が気持ち悪くなるぐらいまで食べる。
そしてその後にトイレにいって吐く。
吐くとスッキリする。
吐く理由は罪悪感から。
過度なダイエットもしていたため、
お腹の中に物が入ることが怖くて吐くということを繰り返してました。
吐いている時のスッキリ感がたまんないんですよね。
自分の中にあるモヤモヤも一緒にトイレに流されていたような気がしていました。
あんなに食べたのに吐いたら無になる。だから大丈夫、
と本気で思ってました。
それもずっと続くとさすがに「やばいかな?」という思考が出てきます。
でもやめれません。
一度くせになると、お腹の中に物がはいるのが気持ち悪くて「吐かなきゃ」という感覚になります。
でも、ストレスから食べるんですよ。
寝ずに働いてたので睡眠不足。そして思考力低下もあって、
そんな過食と嘔吐を繰り返す自分をとめることができませんでした。
昔の携帯小説みたいな悲劇のヒロインのようですね(笑)
でも当時はそういう「私はつらい…かわいそう…」ってある意味酔っていたと思います。
そうしないとやってられなかった。
当時は痩せてはいたものの、顔はニキビがひどかったし、
友達と遊ぶんだりもせず、楽しいこともせず、
とにかく働いていた気がします。
私が過食症を治すまで
私の場合の過食症は軽傷だったと思います。
このあと身体が動かなくなり、電車にのると涙が止まらなくなり、
うつ病のような状態になったため実家に帰りました。
本当に忙しくて身体も心もボロボロだったのであまり当時の記憶がないんです。
記憶喪失です笑
なのでどのぐらいの期間過食症だったかは覚えてないんですが、
仕事をやめて実家に帰って、
その後カウンセリングを受けたりしたことで過食することはなくなったとおもいます。
なので過食症は数ヶ月だけかな。
仕事もせず、ずっと寝てて、カウンセリングを受けていたからこそすぐに治ったんだと思います。
心理的原因を自己分析
そんな状況から数年立って、過食症だったときの心理的原因を自己分析してみました。
心理学の本や多くの経験から導き出した答えです。
摂食障害の原因は怒りや悲しみの感情だと思います。
過食症のときは自分のカラダの中に怒りと悲しみが溜まりに溜まっていました。
それはほとんどが親に対するもの。
とにかく私は話を聞いてもらいたかったんですね。親に。
でも聞いてくれないんですよ。
弱音を話すとすぐ怒る。
怒るから話せないの繰り返し。
それでいつも喧嘩してました。
話を聞いてもらえないって辛いですよね。本当に辛かった。
それで喧嘩して仕送りも打ち切られて、誰にも頼れなくて、
どんどんどんどん苦しくなってきて。
腹の中ではグツグツと怒りとか感情のエネルギーがずっとぐるぐる。
そんな数ヶ月の感情じゃないです。
幼少時からの積りに積もった怒りや悲しみ。
たぶんスーパーサイヤ人になる悟空はこんな感じなんだろうと思います(笑)
セルと戦うときの悟空とか「お前ら~~~」って言って、金髪にババーンとなるじゃないですが
あんな感じの暴れまわる悟空をお腹の中に飼ってた感じ。
それで自分の中にある今にも叫んでしまいそうな感情を押し込めるためにも食べてました。
辛くて辛くて、でも誰にも吐き出せなくて、
そんな感情もお腹いっぱいになるまで食べると一時的にですがその辛い気持ちが和らぐ。
でも食べた罪悪感から吐く。
それでスッキリする。
それから、過食することで親を責めたかったんだと思います。
とにかく自分を傷つけることで「お前らのせいだぞ」と親を責めたかった。
わたしの場合は摂食障害という形で親を責めるような行為になりましたが、
例えば女の子ならA○女優になるとか、リストカットするとか、
そういう方向での責め方もあると思います。
実際に知り合いから聞きましたが、
親が嫌いで、その親が議員だったからあてつけのようにA○女優になったなんて子もいたそうです…
そういう話をきいて思うんですが、
結局わたしたちって誰かに理解してもらいたい話を聞いてもらいたいだけなんですよね。
その大半が親にだと思うんですが。
でもそれがうまくできないと、
自らを傷つける形であてつけのように、
理解してよ助けてよっていうSOSを出す。
そのSOSのひとつが摂食障害なんじゃないかと思います。
人によっては仕事のストレスだったり、
恋人との関係などいろんな原因があると思いますが
根本は自分の中にある感情が原因だと思います。
過食症の治し方
私はカウンセリングを受けたり環境を変えることで過食症から離れることができました。
おそらく軽度だったので、そこまで大変じゃなかったのでしょう。
過食症になるには何かが原因になっているはず。
その原因を取り除くことが大事。
どうやって取り除くかというと、
吐き出すか逃げるかなのかなーと思います。
過食症になってしまう人はたぶん自分で感情を吐き出すのが苦手な頑張り屋さん。
人に頼るのも苦手。
愚痴を吐き出してスッキリもできない。
なので
・カウンセリングを受けて先生に話を聞いてもらう
・病院に行く
・紙に自分の感情を書き出す
これだけでも少し違うかもしれません。
おそらく「本当はこうしたい」という感情を見ないようにしているはずですから。
その感情を呼び起こして、
その感情と向き合うことが必要なんだと思います。
本当は親に話せるのが一番ですけどね。
親に話せない。
信頼できる友達も大人もいないって場合は、カウンセリングかな~と思います。
カウンセリングもいろんな先生がいて、
当たりが悪いと状態が悪化することもあるそうなのでそこは慎重に。
病院には行かなかったのでどういう処置を受けるか分かりませんが、
病院に行くのが一番手軽な方法かもしれません。
それから、嫌なことからは逃げてもいいんですよ。
バイトとか仕事とか。
逃げれるなら逃げましょう。
わたしも親と喧嘩ばっかりしてましたが、
最終的には自分が本当に辛くて、過食症にもなってて、涙も出ると訴えたら
実家に一時帰っておいでという流れになりました。
バイトもたくさんしていて、
いろんな責任もありましたが、ほっといて東京から逃げ出しました。
それでいいんだと思います。
逃げるは恥だが役にたつじゃないですが、逃げることで自分の心が楽になるなら逃げてもいいと思います。
食生活を見直す
あとは、やっぱり食生活です。
わたしが過食症になったときは、パン屋で働いていました。
なのでパンばっかり食べていました。それも原因のようです。
というか、それが原因かもしれません。
過食症の人は甘いものばっかり食べている人が多いそう…
甘いものばかり食べていると思考が鈍ります…
睡眠不足に…食生活の悪化…
たしかに、メンタルがおかしくなるはずですね!なるべくしてなった!笑
食と心はつながってます。これだけは本当に言える。
食と心はつながっているのです!
過食症の人はきちんとしたタンパク質を摂取し
プロテインやサプリなどの摂取で劇的に治る人もいるそうです。
詳しくは別の記事に書こうと思うんですが
「うつ消しごはん」という書籍を書いている精神科医の藤川徳美先生などを調べると勉強になると思います。
まとめ
自分のことをツラツラと書いてみましたが
過食症で悩んでいるあなたが少しでも楽になるヒントになったらいいなと思います。
当時は人生に絶望していて「もうだめだ!」とまで思ってたんですが、数年後にこんなに楽しいことができるようになるなんて思いませんでした。
ほんとかよーうそつけ!
と、当時のわたしが読んでたらそう思うかもしれませんが、ほんとです。
生きるのが楽になったら人生楽しくなりますよ。